ご挨拶にかえて
.png)
目の前に中3と中1と小2の3姉妹が、不登校になっていると聞いたら、どんな風に思いますか?
長年地域で子どもたちの育成に関わる委員をやって来て、あまりにも気忙しい世の中となり、それについて行けない子たちが、電池切れを起こして不登校に陥り、学校から置いてけぼりになっている現実に、
『いいんだよ、あなたはそのままでいいの。ゆっくり時間をかけて、自分のやりたい事を見つけてね』
との思いから、子どもの居場所・フリースクールを去年10月1日に桑園地区の自宅で開設しました。
これまで3姉妹だけの世界だったので、どう接して行ったら良いか、全くの試行錯誤。そこで心ある地域の皆さんにお声かけし、本当にたくさんの皆さんと出会い、得難いふれあいや刺激を受けて来た3姉妹は、予想以上の成長を見せ、ここが楽しい♪ここなら通いたい!と、週2日来ています。
半年過ぎ、春頃から仲間が増えました。現在10人のお子さん、小3から中3が通っています。午前中の学習時間にも慣れ、それぞれの課題と向き合ってます。午後からは自分のやりたい事、好きな事をどんどん、生き生き伸び伸びとやっています。本当にこの子たちたち、不登校なの?と思うくらい、うめむすび に来てくださる方々と打ち解け、仲良くなっています。自分にとって安心して過ごせる居場所になっているようです。
八百カフェにも参加させていただき、中3の2人は得意の品物を作って、個人売上が16,000円、6,700円には驚きました。
才能ある子達も多く、それを見つけて、伸ばしてあげたいと思っています。理解ある地域の方々、年が近く話題が合う学生さん達と接し、子どもたちはどんどん変わっていくのが、明るくなっていくのが、手に取るように分かります。
ご近所さん、学校の先生方からも、○○ちゃん、とても明るくなりました、笑顔を見せてくれるようになりました、との声も聞かれるようになりました。
フリースクールをやるにあたっては、地域の皆さんの理解、協力が欠かせません。
どうしても後ろ向きのイメージで捉えられる不登校を、少しでもうめむすびから変えていかなくちゃ、と大言壮語を発しています(笑)
今年春、半年間のサポートで志望校に合格したYさんが、将来自分の経験を活かし、児童心理士の資格等を得てケースワーカーやスクールカウンセラーになりたい、進学したいと更なる希望を見出しました。
子どもたちのやる気スイッチを入れたら、どんどん明るい方へ変わっていく子どもたちの変化を見ていて、フリースクール運営は、私としてもとても嬉しく、とてもやり甲斐のあることと実感しています。
生き詰まりを感じている親子さんたちが、今たくさんいらっしゃいます。不登校が29万人になったとか。去年よりさらに5万人増えています。自分で自分の学ぶ場を選べるようになりましたが、近くで通える場所はなかなか見つかりません。”うめむすび ”のような場が増えていくと、不登校問題も徐々に解決していくだろうにと思うところです。
日頃ご理解いただき、ご協力いただいている地域の皆さん、学生の皆さんに、心から感謝しています。
うめむすび の生徒たちにも、元気に通ってくれて、ここで楽しく学んでくれてありがとうです。
ほぼスタートから丸1年の私の感想です。
さらに子どもたちが成長著しくて、とてもうれしい悲鳴です。
うめむすび代表 常本 幸枝
.png)
.png)
子どもたちには可能性がいっぱい!